分野別、研修医にオススメの医学書。第3弾!
今回のテーマは「マイナー科」。
といっても、そうでない科も混ざっているが…。
まぁ、その他の診療科としてまとめて紹介、ということで。
『麻酔科研修チェックノート』
麻酔科をまわる人、必携。
麻酔の基本、コツ、手技の解説など、麻酔科をまわる上で必要な知識が勉強できる。
全身麻酔ひとつとっても、やり方が同じようで、患者さんの合併症や手術の術式によって注意が必要なことや、やってはいけないことがある。
麻酔はとても奥が深い(逆に言うと、怖い)ので、この本でしっかり勉強しよう。
総合評価:★★★★☆(星4つ)
『ICU/CCUの薬の考え方、使い方』
3次救急や集中治療をまわる人にオススメ。
第2版になってボリュームがすごく増えて読みにくくなったので、第1版を安く手に入れてもいいかも。
ICUで使う薬の調節とかは、 初学者には難しくて苦労したが、この本を読むと考え方の基本が分かって、指導医のやっていることがなんとなく分かるようになる。
総合評価:★★★★☆(星4つ)
『人工呼吸の考えかた』
集中治療に関わる研修医にオススメの本がもう一冊。
人工呼吸は本当に難しい。
モードとかウィーニング(離脱の進め方)とか、指導医の説明を聞いてもちんぷんかんぷんだったりする。
なんかいい本ないかな、と思った人には、この本をオススメする。
総合評価:★★★★☆(星4つ)
『かぜ診療マニュアル』
現在の初期研修制度では、地域医療が必修になっている。
へき地に行く人もいれば、近くのクリニックに派遣される人もいると思うが、そこで外来を任された時に一番多いのが、いわゆる「かぜ」症状。
風邪だったら何をしてあげればいいのか、他の怖い病気の可能性はないのか。
自信をもって診療したい人は、是非この本を読んでみてほしい。
筆者お気に入りの本。
総合評価:★★★★★(星5つ)
『病気がみえる vol.10 産科』
産科を研修する場合、この本を持っていれば何も問題ない。
婦人科も同じシリーズで対応できる。
総合評価:★★★★★(星5つ)
『レビューブック小児科』
小児科をまわるなら、疾患に関する横断的な本を何か一冊持っておくと良いだろう。
なにしろ、病気が幅広すぎる。
特に小児科に興味がなく、ただ必修だからまわっているという人は、これだけで十分。
ちょっとは勉強しようかなと思っている人は、次の「小児科編」をどうぞ。
総合評価:★★★★★(星5つ)
最後に
研修医時代、自分がまわったことのある診療科しか情報がないので、少し物足りなかったかもしれない。
今後も良書を発見したら更新する予定なので、お楽しみに。
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